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お題:あんぱん
仕事中、いつもちょッとひもじくなるからホテルにつく前にコンビニであんぱん
を買った。
腹の足しになるなら別になんでもよかったんだけど、甘いもののほうが頭がまわ
るかなと思って。
そんなことをさる探偵が言っていたのでそう思っただけだけれど。
遅い昼ごはんを食べてから3時間。
書類と格闘していた僕はそろそろ小腹がすいてきて集中力も落ち始め、今朝買っ
たあんぱんのことを思い出す。
局長も相沢さんもいないし、唯一部屋にいる竜崎は間食には寛容なようだから、
(自分が食べてるんだからそりゃそうだろう)
椅子のわきにあった自分のかばんからこっそりあんぱんを出して外袋を破った。
とりあえずがぶりと大きくひとくちかみついて、咀嚼しながら仕事を再開する。
あんぱんなんて食べるのひさしぶりだけど、なんか懐かしい味だな。
目の前の書類が少し薄暗くなった気がして視線をあげたら、モニターに向かって
いたはずの竜崎が覗き込んでいた。
「もごっ…」
え?何?怒られるの?俺。
竜崎は細長い人差し指を子供のように唇に持っていってますます覗き込む。
「松田さんそれはなんですか?」
僕は口の中のあんぱんを飲み込んでから、これはあんぱんですと中学生英語の和
訳のような答えをした。
「パンの中に、あん。和洋折衷ですね」
「え?ああ…」
そんなこと考えたこともない。あんぱんはあんぱんだ。
「こしあんですか。つぶあんですか。」
「えーとつぶあんです。」
「そうですか私はこしあんよりつぶあんのほうが好きです。」
……
えーと
「食べますか?」
「いいんですか?」
いいんですかって。
あらかさまな催促だったじゃないか。
僕は袋の中から、自分のかじってない部分をひとくち分指で千切って「はい」と
竜崎に差し出した。
竜崎はきょとんとした顔をして、それからその顔のまま、あ、と口をひらいた。
えッ。
ああ、
それは顔に近い位置に差し出したけれど…
えーと
まあいいか、なんか変なの。
竜崎の開いた唇の間にあんぱんを押し込んで、あふれないように親指で埋めてゆ
く。
僕は竜崎の唇に触ってしまうのではないかと思って注意した。
触ったらなんかちょっときまずくなるような気がしたから。
そうしているうちに親指につぶあんがついてしまった。
自分でもあーあと思ったら次の瞬間竜崎がすかさず僕の指をなめしゃぶった。
「うわあー」
馬鹿まるだしの声が出た。竜崎はあんぱんの味に集中するかのようにそのままあ
むあむ口を動かしている。
「悪くないです。」
「なにするんですかー汚いじゃないですかー」
言うと竜崎はむっとした顔をして、それから僕の机の上に置いてあった残りのあ
んぱんをむしゃむしゃ食べてしまった。
仕事中、いつもちょッとひもじくなるからホテルにつく前にコンビニであんぱん
を買った。
腹の足しになるなら別になんでもよかったんだけど、甘いもののほうが頭がまわ
るかなと思って。
そんなことをさる探偵が言っていたのでそう思っただけだけれど。
遅い昼ごはんを食べてから3時間。
書類と格闘していた僕はそろそろ小腹がすいてきて集中力も落ち始め、今朝買っ
たあんぱんのことを思い出す。
局長も相沢さんもいないし、唯一部屋にいる竜崎は間食には寛容なようだから、
(自分が食べてるんだからそりゃそうだろう)
椅子のわきにあった自分のかばんからこっそりあんぱんを出して外袋を破った。
とりあえずがぶりと大きくひとくちかみついて、咀嚼しながら仕事を再開する。
あんぱんなんて食べるのひさしぶりだけど、なんか懐かしい味だな。
目の前の書類が少し薄暗くなった気がして視線をあげたら、モニターに向かって
いたはずの竜崎が覗き込んでいた。
「もごっ…」
え?何?怒られるの?俺。
竜崎は細長い人差し指を子供のように唇に持っていってますます覗き込む。
「松田さんそれはなんですか?」
僕は口の中のあんぱんを飲み込んでから、これはあんぱんですと中学生英語の和
訳のような答えをした。
「パンの中に、あん。和洋折衷ですね」
「え?ああ…」
そんなこと考えたこともない。あんぱんはあんぱんだ。
「こしあんですか。つぶあんですか。」
「えーとつぶあんです。」
「そうですか私はこしあんよりつぶあんのほうが好きです。」
……
えーと
「食べますか?」
「いいんですか?」
いいんですかって。
あらかさまな催促だったじゃないか。
僕は袋の中から、自分のかじってない部分をひとくち分指で千切って「はい」と
竜崎に差し出した。
竜崎はきょとんとした顔をして、それからその顔のまま、あ、と口をひらいた。
えッ。
ああ、
それは顔に近い位置に差し出したけれど…
えーと
まあいいか、なんか変なの。
竜崎の開いた唇の間にあんぱんを押し込んで、あふれないように親指で埋めてゆ
く。
僕は竜崎の唇に触ってしまうのではないかと思って注意した。
触ったらなんかちょっときまずくなるような気がしたから。
そうしているうちに親指につぶあんがついてしまった。
自分でもあーあと思ったら次の瞬間竜崎がすかさず僕の指をなめしゃぶった。
「うわあー」
馬鹿まるだしの声が出た。竜崎はあんぱんの味に集中するかのようにそのままあ
むあむ口を動かしている。
「悪くないです。」
「なにするんですかー汚いじゃないですかー」
言うと竜崎はむっとした顔をして、それから僕の机の上に置いてあった残りのあ
んぱんをむしゃむしゃ食べてしまった。
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お題:【ソファ】で書き始めたら、いつのまにか二次創作
の【いねむり】もかんでました。
はっと気がつくと、ローテーブルの上には、意識を失う前にやっていた資料が
そのままだった。
とっさに時計を見上げようと首をきょろきょろさせると、右を向いたとき、ぴ
き、と痛みが走った。痛みに首を抑えつつも時計を確認すると、日付も変わって
深夜の3時を過ぎている。
僕は作業途中なのにソファで眠りこけてしまったようで、部屋の中にはもう誰
もいなかった。
唯一、定位置の竜崎を除いては。
「すみません僕・・・」
寝てしまっていたことを謝ろうと、立ち上がりかけて、ずるりと肩から何かが
落ちた。
え?と思いながら視線を向けると、僕の右腕とソファと床の間に、ベージュの
毛布があった。
僕が寝てたから誰かがかけてくれたんだ、ということはわかったけど、部屋の
中には僕と竜崎しかいない。
そうだ、そういえば相沢さんは早めに帰宅したし、今日は珍しく次長が月くん
と一緒に自宅に帰っていった。確か僕は模木さんにも、お疲れ様でしたって言っ
たはずだった。ワタリは昨日から姿を見ていないし、と消去法で考えると、残る
のは竜崎しかいない、
けど。
竜崎じゃない、気がする。
情けないことに僕がこうして居眠りをしてしまうのは今日が初めてじゃなかっ
た。
こんなふうに僕が眠りこけていても、今まで竜崎が毛布をかけてくれたことな
んて一度もなかったし、むしろ寒くて目が覚めてそのたび平謝りするのがいつも
のパターンだった。
竜崎じゃない気がする、けど。
でも、まさかと思いつつ、もしかしたら、とも思う。
そうだったら嬉しい。
単純に嬉しい。
竜崎が僕を気づかってくれるなんて。
「あの、竜崎」
僕の声に竜崎が首だけで振り返る。
いつもと同じかわったところなんてないその表情に、やっぱり違うのかな、と
いう気持ちが大きくなる。
すみません寝てしまって、と続けてから、言おうかどうか迷ったけど、一か八
かの気持ちで、毛布、とだけ口にしてみた。
竜崎はかわらず僕の方を見ている。
だけどどんなにじっと見ても、僕には無表情な時の竜崎の感情なんて、さっぱ
り読めなかった。
でももう言いかけてしまったし、きっとこれは竜崎がかけてくれたんだ、と思
いこんで勇気を振り絞ることにした。
「ありがとうございました」
竜崎は、ぱちり、と瞬きを1回だけして、お疲れのようだったので、と言って
、ちょっと考えるように黙ってから、また口を開いた。
「今日は特別です」
「きょうは?どうしてですか?」
意味がわからなくて僕はきょとんとする。その僕を見て、竜崎の目がまるく見
開かれて、すぐにすっと細くなった。
「理由が必要ですか」
「はい」
どう答えようかとちょっとだけ思ったけど、思いながらもう口が返事をしてし
まっていた。
「誕生日でしょう、松田さん」
「え?」
言われて思わずカレンダーを探したけれど、この部屋にそんなものはなかった
ことを思い出した。
かわりというか、視界に入った時計を見て、そういえば日付がとっくに変わっ
ていたことを思い出す。
やれやれ、とでもいうような顔で竜崎が椅子から降りて、僕の横をすり抜けて
いく。
「どうしたんですか竜崎」
僕の声に答えることもなく、さっきまで僕が眠りこけていたソファにいつもの
あの恰好ですわると、毛布を自分の体にくるんでから、その端っこを持ったまま
右手だけを広げてこっちを見ている。
その姿は、どう見ても僕に隣に座って一緒にくるまれと言っているようにしか
見えなくて、いいのかな、と思いながら僕は竜崎の隣に座った。
竜崎が僕の肩に腕をまわして毛布をかけてくれることに、びっくりしながら感
動していたら、
「松田さん自分で持ってください」
いつもの口調で言われてしまったので、あわてて毛布の端をつかむとぐいっと
体に巻きつける。
「寒いじゃないですか」
勢いよく巻きつけすぎて、竜崎の左肩が毛布からはみ出してしまっていた。毛
布はかなり大きめだったようだけど、さすがに大の男が二人くるまるには少し足
りないようだった。
「す、すみません!」
思わず謝ると、竜崎は、いいですよ、と言いながら左手で毛布の端を持ってそ
れを巻きながら、僕の方へぴったりくっつくみたいにして体を寄せてきた。
それだけでも僕がものすごく驚いているのを知っているのか知らないのか、こ
つん、と頭を僕の肩にもたれさせてくる。
「お誕生日おめでとうございます」
の【いねむり】もかんでました。
はっと気がつくと、ローテーブルの上には、意識を失う前にやっていた資料が
そのままだった。
とっさに時計を見上げようと首をきょろきょろさせると、右を向いたとき、ぴ
き、と痛みが走った。痛みに首を抑えつつも時計を確認すると、日付も変わって
深夜の3時を過ぎている。
僕は作業途中なのにソファで眠りこけてしまったようで、部屋の中にはもう誰
もいなかった。
唯一、定位置の竜崎を除いては。
「すみません僕・・・」
寝てしまっていたことを謝ろうと、立ち上がりかけて、ずるりと肩から何かが
落ちた。
え?と思いながら視線を向けると、僕の右腕とソファと床の間に、ベージュの
毛布があった。
僕が寝てたから誰かがかけてくれたんだ、ということはわかったけど、部屋の
中には僕と竜崎しかいない。
そうだ、そういえば相沢さんは早めに帰宅したし、今日は珍しく次長が月くん
と一緒に自宅に帰っていった。確か僕は模木さんにも、お疲れ様でしたって言っ
たはずだった。ワタリは昨日から姿を見ていないし、と消去法で考えると、残る
のは竜崎しかいない、
けど。
竜崎じゃない、気がする。
情けないことに僕がこうして居眠りをしてしまうのは今日が初めてじゃなかっ
た。
こんなふうに僕が眠りこけていても、今まで竜崎が毛布をかけてくれたことな
んて一度もなかったし、むしろ寒くて目が覚めてそのたび平謝りするのがいつも
のパターンだった。
竜崎じゃない気がする、けど。
でも、まさかと思いつつ、もしかしたら、とも思う。
そうだったら嬉しい。
単純に嬉しい。
竜崎が僕を気づかってくれるなんて。
「あの、竜崎」
僕の声に竜崎が首だけで振り返る。
いつもと同じかわったところなんてないその表情に、やっぱり違うのかな、と
いう気持ちが大きくなる。
すみません寝てしまって、と続けてから、言おうかどうか迷ったけど、一か八
かの気持ちで、毛布、とだけ口にしてみた。
竜崎はかわらず僕の方を見ている。
だけどどんなにじっと見ても、僕には無表情な時の竜崎の感情なんて、さっぱ
り読めなかった。
でももう言いかけてしまったし、きっとこれは竜崎がかけてくれたんだ、と思
いこんで勇気を振り絞ることにした。
「ありがとうございました」
竜崎は、ぱちり、と瞬きを1回だけして、お疲れのようだったので、と言って
、ちょっと考えるように黙ってから、また口を開いた。
「今日は特別です」
「きょうは?どうしてですか?」
意味がわからなくて僕はきょとんとする。その僕を見て、竜崎の目がまるく見
開かれて、すぐにすっと細くなった。
「理由が必要ですか」
「はい」
どう答えようかとちょっとだけ思ったけど、思いながらもう口が返事をしてし
まっていた。
「誕生日でしょう、松田さん」
「え?」
言われて思わずカレンダーを探したけれど、この部屋にそんなものはなかった
ことを思い出した。
かわりというか、視界に入った時計を見て、そういえば日付がとっくに変わっ
ていたことを思い出す。
やれやれ、とでもいうような顔で竜崎が椅子から降りて、僕の横をすり抜けて
いく。
「どうしたんですか竜崎」
僕の声に答えることもなく、さっきまで僕が眠りこけていたソファにいつもの
あの恰好ですわると、毛布を自分の体にくるんでから、その端っこを持ったまま
右手だけを広げてこっちを見ている。
その姿は、どう見ても僕に隣に座って一緒にくるまれと言っているようにしか
見えなくて、いいのかな、と思いながら僕は竜崎の隣に座った。
竜崎が僕の肩に腕をまわして毛布をかけてくれることに、びっくりしながら感
動していたら、
「松田さん自分で持ってください」
いつもの口調で言われてしまったので、あわてて毛布の端をつかむとぐいっと
体に巻きつける。
「寒いじゃないですか」
勢いよく巻きつけすぎて、竜崎の左肩が毛布からはみ出してしまっていた。毛
布はかなり大きめだったようだけど、さすがに大の男が二人くるまるには少し足
りないようだった。
「す、すみません!」
思わず謝ると、竜崎は、いいですよ、と言いながら左手で毛布の端を持ってそ
れを巻きながら、僕の方へぴったりくっつくみたいにして体を寄せてきた。
それだけでも僕がものすごく驚いているのを知っているのか知らないのか、こ
つん、と頭を僕の肩にもたれさせてくる。
「お誕生日おめでとうございます」
■お題:コーラ 飲み干される■
「今日も1日終わりー!」
静寂が当たり前になっているこの場所で、松田は突如大声を上げると、
勢いよく伸びをして、ぐるぐると腕を回して、上着を手にした。
いきなりの大声に若干驚いたが、当の本人はそんな事に気付きもしないのだ。
馬鹿だから。
帰るのかと思って見ていると、
冷蔵庫を開けて、なにやら取り出している。
まさかワタリが用意した私のアイスティーを飲む気ではないだろうな。
そんな事をしたらどうなるか分かっているのだろうなと思っていると、
向こうを向いたままの松田の手元から、ぷしゅっという小気味の良い音がした。
「松田さん。」
私の呼びかけに振り返った彼の手には、
コーラの缶が握られていた。
「お疲れ様です!竜崎も飲みますか?
なんかコーラって、飲んだら元気になりますよね!」
聞いても無いことまで、松田はよくしゃべる。
「ほんとはこういう時はビールが飲みたいんですけど、さすがにそれはできない
ですから!」
「・・・当たり前じゃないですか。何言ってるんですか。」
勝手にここの備品を使うのはこの男くらいのものだ。
それにしてもいつの間に買って来たのだろう。
「竜崎も飲みますか?」
同じ事を二回も尋ねながら、
(返事をしない相手の意図を汲むことはしないらしい)
松田は私の返事を待たずにキッチンボードからグラスを取り出し、
しゅわしゅわと音を立てながら、飲みかけのコーラを注いだ。
「はいどうぞ。」
一度自分が口をつけた缶からグラスに注ぐ無意味さに気が付かないのか、
松田は全く悪びれる様子も無く、私に向かってグラスを差し出したが、
私は右手に握られていた缶をむしりとり、
少しだけ残ったコーラを一気に飲み干してやった。
「竜崎・・・。」
松田がぽかんとしているのが気に食わないので、
ついでにグラスに入ったコーラも奪い、これも又一気に飲み干す。
空になった缶とグラスをサイドテーブルに投げ出すと、
私は松田のネクタイを掴んだ。
「!!」
びっくりしたような顔の松田を息がかかる距離まで引き寄せると、
誰がキスなんかしてやるか、馬鹿。
左手で鼻をつまんで思い切りゲップしてやった。
FIN
「今日も1日終わりー!」
静寂が当たり前になっているこの場所で、松田は突如大声を上げると、
勢いよく伸びをして、ぐるぐると腕を回して、上着を手にした。
いきなりの大声に若干驚いたが、当の本人はそんな事に気付きもしないのだ。
馬鹿だから。
帰るのかと思って見ていると、
冷蔵庫を開けて、なにやら取り出している。
まさかワタリが用意した私のアイスティーを飲む気ではないだろうな。
そんな事をしたらどうなるか分かっているのだろうなと思っていると、
向こうを向いたままの松田の手元から、ぷしゅっという小気味の良い音がした。
「松田さん。」
私の呼びかけに振り返った彼の手には、
コーラの缶が握られていた。
「お疲れ様です!竜崎も飲みますか?
なんかコーラって、飲んだら元気になりますよね!」
聞いても無いことまで、松田はよくしゃべる。
「ほんとはこういう時はビールが飲みたいんですけど、さすがにそれはできない
ですから!」
「・・・当たり前じゃないですか。何言ってるんですか。」
勝手にここの備品を使うのはこの男くらいのものだ。
それにしてもいつの間に買って来たのだろう。
「竜崎も飲みますか?」
同じ事を二回も尋ねながら、
(返事をしない相手の意図を汲むことはしないらしい)
松田は私の返事を待たずにキッチンボードからグラスを取り出し、
しゅわしゅわと音を立てながら、飲みかけのコーラを注いだ。
「はいどうぞ。」
一度自分が口をつけた缶からグラスに注ぐ無意味さに気が付かないのか、
松田は全く悪びれる様子も無く、私に向かってグラスを差し出したが、
私は右手に握られていた缶をむしりとり、
少しだけ残ったコーラを一気に飲み干してやった。
「竜崎・・・。」
松田がぽかんとしているのが気に食わないので、
ついでにグラスに入ったコーラも奪い、これも又一気に飲み干す。
空になった缶とグラスをサイドテーブルに投げ出すと、
私は松田のネクタイを掴んだ。
「!!」
びっくりしたような顔の松田を息がかかる距離まで引き寄せると、
誰がキスなんかしてやるか、馬鹿。
左手で鼻をつまんで思い切りゲップしてやった。
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